【体験談あり】合わない仕事を続けた結果得られた経験から対処法を紹介

当記事のリンクには広告が含まれています

【体験談あり】合わない仕事を続けた結果得られた経験から対処法を紹介

合わない仕事といっても色々なパターンがありますが、いずれも続けるのは精神的な苦痛を伴います。

合わない仕事の例
・仕事の内容に全く興味が持てない
・自分の性格やタイプと異なる仕事
・未経験で慣れないうえに知識もない

このまま合わない仕事を続けたらどうなるんだろう…と不安に思っている方も多いはず。

実際に私も異動によって合わない仕事に直面し、無理に合わせようと働き続けた結果、体調を崩して長期間休んだ経験があります。

今では回復して同じ会社で働いていますが、普通だったらしなくていい苦労をたくさんしてきました。

私のようなつらい目にあう人が減ってほしい…そんな思いで実体験から得た教訓をまとめました。

  • 合わない仕事を続けた過去の体験談
  • 休職を経験してから回復するまでに気づいたこと
  • 仕事が合わないと感じたときの対処法

合わない仕事に直面していて苦しい…という人には役立つ内容になっていますから、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

合わない仕事を続けて会社を休むまでの体験談

私は元々化学メーカーの技術職として、国内向けの顧客を対象としたプラスチック製品の設計を行っていました。

業界も比較的穏和で、顧客と共に製品を創り上げる風潮があり、のびのび働いていました。

ところがある日の辞令で未経験の分野に異動することになり、これまでの職場環境が一変したのです。

異動先ではテレビや携帯など電子機器用の材料を開発していました。この分野は製品サイクルが短く、3ヶ月や半年単位でモデルチェンジしていきます。

さらに顧客や競合は中国・韓国・台湾などアジア系海外メーカーが中心のため、

  • 開発期間がそもそも異常に短い
  • 下手すると週単位で仕様変更がある
  • 競合の海外ローカルメーカーからの突き上げが激しい

という厳しい開発環境であり、当時の開発陣は馬車馬のように働いていました。

おまけに異動直後に上司からは「お前には期待しているからな」とハッパをかけられ続けたものの、仕事内容から取り組み方まで全然違ったため、仕事に慣れる気配がなく…

仕事が溜まるばかりなのに残業できる時間に限界があるため、こっそりパソコンを持ち帰って仕事をするようになり、気がつけば仕事以外のことは考えられないようになっていました。

結果としてあっという間に消耗し、異動後わずか半年で休職してしまいました。短い間ですが人を変えるには充分な期間です。

当時は今の仕事が自分に合わないっていうなんて甘えのセリフだ、仕事をこなせばきっと慣れるはずだと考えて踏ん張ったつもりなんですよね。

でも合わないものはいくらやっても合わないんですよ。そのことにもっと早くわかればよかったんですが…

休職を経験してから回復するまでに気づいたこと

正直もう二度と休職したくはないのですが、経験したからこそ見えるものがたくさんありました。

インターネット上ではあまりみかけない復職エントリーについてまとめています。

会社には手厚いセーフティネットがある

会社の福利厚生は従業員なら誰でも確認できますが、私が直面したような従業員に何かあった時の制度は普通に働いているだけでは知る機会がありません

休職すると会社から復職までのロードマップを説明してくれるんですが、この時に説明された各種制度がまさしくセーフティネットと呼べるレベルの手厚さでした。

なかでも特に重要と感じたのは以下の3つです。

  • 休み中は欠勤扱いだが何割かは給料が出る
  • 復職許可の判断は会社ではなく第三者(医者)がする
  • 復職後の仕事は適性を見て決めるが、原則同職場には戻さない

休み中にお金の心配をしなくてもいいうえに、復職しても地獄の職場に戻らなくてもいいことを聞かされた時には心底安心したのを覚えています。

会社からすれば今まで育成してきた人材がいなくなる方が損失が大きいから制度を構築しているわけですが、従業員からすれば万が一の時のサポートがあるのは本当にありがたいです。

声を上げれば相談できる相手はたくさんいる

長期の療養が終わって、いざ出社する時はどんな顔をすればいいんだろう…とすごく不安でした。

ですが、いざ出社してみると色んな人から温かい言葉をいただきました。特に言われたのが、つらいことがあったのなら相談してくれればよかったのにというセリフ。

言えなかったから休むまでに至ったわけですし、事前に声をかけてもらっていても実際に相談できたかどうかはわからないのですが、それでも温かい言葉をかけてもらえるだけでありがたいと思いました。

一方で学んだのは自分から発信することの大切さです。自分がどんな気持ちで働いているか、つらいかどうかは他人にはわかりません。みんな自分のやるべきことに集中していますからね。

一歩勇気を出して声を上げれば、相談できる相手は周りにたくさんいますよ。

自分がいなくなっても会社は回る

いくらあなたが抜けたら仕事が回らないと言われていても、いざ抜けたら抜けたで会社も仕事も普通に回りますから安心してください。私がこの事実に直面したときは虚しさ半分、ほっとしたのが半分でした。

私の異動当初に、直属の上司は繰り返しハッパをかけてきました。

  • お前の優秀さを見込んでうちの部署に来てもらったから期待してるぞ
  • お前の仕事の成否がうちの部署の未来を決めるんだ
  • 仕事は成果を出してナンボだ!自分に厳しく働くんだ!

当時の部署はギリギリの人員で仕事を回していたため、私が抜けたら会社が回らなくなって部署ごと潰れちゃうんじゃないか…と考えていました。

徐々に身体がつらくなってきても、ただでさえ仕事が遅いのにこれ以上周りに迷惑をかけられない、仕事に穴を開けるわけにはいかない…となったら働き続ける選択肢しか頭に浮かんでこなかったです。

でも、いざ仕事を長期間休んで復職してみると元の部署は普通にあるし、元々担当していた仕事は人員不足のため中断で処理されていたんですね。

あふれるぐらいの仕事があっても処理できる量には限界があるため、自然とこなせる分の仕事しか残りません。

人が減っても会社は回るようにできているんですよ。特に大企業は。

仕事が合わない・向いてないと感じた時の対処法

私が身をもって体験した経験から、仕事が合わない・向いてないと感じたときの対処法をお伝えします。

緊急度の低い順に書いていきますので、自分の状況に照らし合わせながら読んでみてください。

1.会社の上司や同僚に相談する

もし何らかのギャップを感じていても、今の環境で解決できるのであれば一番望ましいです。

会社としても従業員が力を発揮できずに辞めるのは損失でしかないため、あの手この手でコミュニケーションを取ってギャップの解消に勤めています。

ですが、やはり自分がつらいと感じていることは自ら声を上げないと周りに伝わりません。あなたと同じように、周りの人も目の前の仕事を終わらせるのに集中しているのです。

仕事が思った通りに進んでいない時こそ相談して対処する方がスムーズになりますし、今の境遇に問題がある場合はそれなりの規模の企業であれば異動や転勤も視野に入れてくれるはずです。

もし相談しても問題が解決しそうになかったり環境が変えられない場合には、次の項にある転職も視野に入れましょう。

2.転職活動をして選択肢を見ておく

転職活動をして選択肢を増やしておくと、つらいことがあっても精神的に余裕が持てます。

いざという時に他の選択肢があるというのはそれだけで心強いんですよね。逆に選択肢がない状態が一番きつく、自分には今の会社しかないと思えば思うほど苦しくなります。

大事なのは気持ちに余裕があるときに転職活動をしておくことです。

つらい状況で他社の求人を見ると、隣の芝が青くなりすぎて条件の悪い転職をしてしまうリスクがあるからですね。

転職活動であらかじめ自分の市場価値を知ることは自信につながりますし、合わない仕事を任命された時の防衛策にもなります。

転職活動自体はノーリスクでできるため、余裕のあるうちに動いて選択肢を増やしておきたいですね。

3.仕事をプライベートに持ち込まない

心を平静に保つうえで絶対に必要なことであり、過去に私がした失敗でもあります。

仕事が終わらないからといってプライベートの時間に仕事をすると、仕事とプライベートの境界がなくなって心が休まる時間がとれません。文字通り、仕事に追われ続ける状況を自分で作ってしまうんですよ。

最近ではリモートワークのように線引きが難しい仕事が増えていますが、終業時間になったらパソコンを閉じることを徹底しましょう。

4.可能な限り早めに帰る

いくら家に仕事を持ち込まないようにしていても、毎日遅くまで残業していたらプライベートの時間を作りようがないです。

だから対策は時間を区切って仕事を強制終了するしかありません。難しいのは承知していますが、仕事をこなすから仕事が増えるという側面は確実にあります。

残業をしてでも無理に仕事をこなしている状態でも、周りからすればこれだけ仕事を振っても処理できると認識されてしまいます。自分の部署なら気づいてくれても、他の部署からはなかなか分かってもらえません。

それに、忙しい職場で仕事が完全になくなることはありません。明日やっても問題ない仕事は明日に回しすのも立派な仕事管理の方法です。

5.長期間休んででも仕事から離れる

もし身体に何か変化がみられるのであれば、いったん会社を休んでしまいましょう。私のように動けなくなるレベルまでいってから休むと回復に時間がかかってしまいますから、傷が浅いうちに治してしまいましょう。

急に休んだら周りに迷惑がかかると思うかもしれませんが、そのまま無理に働いて身体を壊す方が長引いてしまうためより迷惑がかかります。どうせ迷惑がかかるのなら、影響は少ない方がいいですからね。

休みの間は身体を回復させることに専念してください。間違っても休んですぐに仕事を辞めたり転職はしないように。

転職のような強い決断が必要なことは元気なときにするものです。そもそも無理がたたって休んでいる時点で正常な判断ができない状態なんです。この状態で転職活動をしてしまうと、逃げの選択肢を選んでしまいがちです。

条件が悪くなってもやりたいことができるのならいいですが、条件が悪くなるうえに大して興味がなくキャリアも活かせない仕事を選んでしまったら最悪ですから。

合わない仕事に対処できる環境にいることが大事

以上、合わない仕事を続けた私の体験談と、その経験から得られた対策をまとめました。

私が復職できたのは、合わない仕事に直面したときに対処できるような環境にいたことが大きいと感じています。

だから気持ちに余裕のあるうちにホワイト企業のような、従業員を大切にしてくれる会社を探しておくことが最大の自衛策になります。

そんな都合のいい会社なんてあるわけない…と思った方にぜひオススメしたいのが化学メーカーです。

全職種の中でも高水準の平均年収が見込める魅力的な業界なうえに、離職率の低さが光ります。全国平均が約10%に対して、化学メーカーの離職率平均はなんと驚異の2%台!

まさに従業員を大切にする風土があることを数字で示しています。

給料が高くて働きやすい、いわゆるホワイト企業が多い化学メーカーについては以下リンクに詳しくまとめています。ぜひご覧ください。

>>ホワイト企業で働きたいなら化学メーカーがオススメな理由を現役社員が解説

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA